こんにちは。青年海外協力隊でボリビアで活動するNaraです。
今回は2か月目の振り返りをしたいと思います。
- ラパスから任地サンタクルスへ
- 空港には配属先のお迎えが
- 2年間住む家に到着
- 肝心の配属先は
- 保健センターに連れて行ってほしいのに
- 赴任前の想像と異なる
- 毎日新しいことがたくさん
- 勇気を出して参加したお菓子教室で思わぬ収穫が
- 2か月目まとめ
ラパスから任地サンタクルスへ
私の配属先は首都のラパスから飛行機で行く遠さの場所にあります。ラパスのホストファミリーや語学学校の先生たちにお別れを告げ、空港に向かいました。ここで同期も1か月間は全員一緒にいたのが、ばらばらになります。
サンタクルスに近づき、窓をみるとそこには緑がたくさん広がっていました。気温も暑いです。ラパスは標高が高い分寒く、緑も少ないです。上空写真を見るとかなり違いが分かると思います。
空港には配属先のお迎えが
各配属先の方々が空港のゲートで待ってくれていました。ラパスとかなり雰囲気が違います。
そして何より、スペイン語が全然わからない、、
サンタクルスには特有のなまりがあり、あまりはっきりと発音せずもごもごしたような話し方をしています。スペイン語初心者の私にはかなりきつく悲しくなりました。
そのあと、一緒にお昼ご飯を食べすぐに解散し、疲れているだろうから月曜日から仕事を始めようとのことでした。
街の雰囲気もかなりラパスと異なり、私はラパスが好きだったので恋しくなりました。暑いのも苦手です。
何より、いろいろな違いからほかの国に来たと感じるまで異なっています。肥満の多さもかなり違います。ラパスにいたときは思ったより肥満いないと思っていてあまり生活習慣病の活動も意味ないのかと思っていましたが、私の任地は半分以上が肥満だという印象でした。
2年間住む家に到着
私は珍しくホームステイでした。ホストマザーは笑顔がとても素敵な自宅に診察室を構える歯医者さんでした。お家もかわいらしく、植物もたくさん置いてあります。
ラパスには標高のせいか、虫が少なかったのですが、任地は虫も蚊もたくさんいます、、キッチンやご飯を食べるところにいるのが特に気になります。これは覚悟をしようと思いました。
犬と猫がいて、狂犬病に気を付けなければいけないのでちょっと怖かったですが、特に犬はお年寄りで落ち着いていて優しいので安心しました。
まだ雨季だったので大雨が降ることが度々あり、家の前は洪水のような状態になりびっくりしました。
肝心の配属先は
私の配属先は市役所の保健局です。初めに判明したことは、私の要請を出した方が保健局ではもう働いておらず市議会議員になっているということでした。
一応カウンターパートを紹介してもらい、どのように仕事を進めていくのか聞きたかったのですが、ほぼ指示がなく、、これは放置かなと初日に思いました。忙しそうな人なので、あまり聞くことも難しくオフィスが同じ部屋でもないので気軽に話しかけられる感じでもありません。
2日くらいはそんな感じで過ごし、市長への表敬訪問もありました。
その後、保健センターで開催している糖尿病クラブで栄養教育プログラムをしてほしいという話がカウンターパートから出て、いきなりパワーポイントを数テーマ用意することになりました。任地のことや糖尿病クラブのこと何も知らずに準備を始めるのはおかしいと思いつつ、とりあえず糖尿病患者に伝えたらいいことを考え始めました。1か月ラパスではありますが、ボリビアを見てきたので何となくイメージをして作成し始めることにしました。
保健センターに連れて行ってほしいのに
糖尿クラブが保健センターで開催されているのもあり、まずは保健センターを知る必要があるので、カウンターパートに連れて行ってほしいとお願いしました。
ちなみに私の配属先は保健センターの管轄事務所のため、患者さんが来る現場ではありません。カウンターパートは医者で保険局長の補佐や調整業務などをしていて、ほかに栄養士の職種がいるわけでもないです。
市内には9つの保健センターがあることを知ったのですが、結局2か月目(配属先に来て1か月目)は2つだけ連れて行ってもらえました。
赴任前の想像と異なる
私は栄養士か看護師など栄養のことをするカウンターパートと一緒に仕事を作り上げることを想像して協力隊に応募していました。
本当に配属先によると思うのですが、私の場合要請を出した方が配属先で勤務をしていないことや、配属先が現場ではなく事務所であることから、想像していた国際協力が難しいことに気づきました。
焦らないという言葉は協力隊で大事だと言われてきて、その言葉を糧に時が経てばまた状況は変わるかもしれないと思って過ごそうとしました。諦めるのではなく、何ができるか見つけ考えながら毎日を過ごしていました。協力隊で悩むのは当たり前のことのようです。
毎日新しいことがたくさん
ボランティア調整員さんにはまだ1か月だから大丈夫だよと言われつつ、先の見えない不安はありますが一方で新しい場所での生活は毎日が発見であふれています。
特に職場で出る食べ物の量に驚きました。日本ではめったに職場で食べないと思います。ここは出勤してから「朝ごはんどうする?」という会話で始まったり(出勤してから職場で朝ごはんを食べるのはふつうみたいで調理から始まっていることもあります)、「お腹すいた」と言って時間に関係なく食べるのが当たり前だったり。いつでもお腹すいたら食べられる文化はいいなと思いました。
勇気を出して参加したお菓子教室で思わぬ収穫が
活動がなかなか先に進まなそう+職場の人はあんまり交流する感じではないことから、現地の人となるべく交流しようと思って市政府のFacebookで見つけたイースターエッグのチョコ作りに参加しました。参加前はとても緊張してやっぱりやめればよかったとか、誰も話してくれなかったらどうしようとかマイナスに考えていました。
しかし参加して正解でした!気を紛らわすことができたのと、なんとお友達ができました!(この記事を書いているのはこの時から半年以上たっているのですが、いまだに定期的に会ってとても優しくしてくれたり助けようとしてくれるお友達です)栄養士とかではないですが、年齢も近く話していて楽しいです。私が気になっていた場所に車で連れて行ってくれたりもしました。
2か月目まとめ
いよいよ1年11か月過ごすことになる任地へ赴任。ラパスと異なる国と思うほど、気候も自然も、人も食事もスペイン語も違いました。
配属先は想像と異なり、イメージしていた国際協力ができなさそうだと落ち込みました。カウンターパートは忙しく保健センターに連れて行ってもらえる気配もなく悩みました。でもネガティブになりすぎず毎日の新しい発見を楽しむようにして、頑張ってお菓子作りに参加したら素敵なお友達もできました。
次は3か月目ですね!