Nara's diary

Always find beautiful things in my life

【青年海外協力隊】2か月目 任地へ移動、想像と違った配属先

こんにちは。青年海外協力隊ボリビアで活動するNaraです。

今回は2か月目の振り返りをしたいと思います。

 

nara0307.hatenablog.com

 

ラパスから任地サンタクルス

私の配属先は首都のラパスから飛行機で行く遠さの場所にあります。ラパスのホストファミリーや語学学校の先生たちにお別れを告げ、空港に向かいました。ここで同期も1か月間は全員一緒にいたのが、ばらばらになります。

ラパスから飛び立ちました

サンタクルスに近づき、窓をみるとそこには緑がたくさん広がっていました。気温も暑いです。ラパスは標高が高い分寒く、緑も少ないです。上空写真を見るとかなり違いが分かると思います。

サンタクルスに近づいた時の上空写真

空港には配属先のお迎えが

各配属先の方々が空港のゲートで待ってくれていました。ラパスとかなり雰囲気が違います。

そして何より、スペイン語が全然わからない、、

サンタクルスには特有のなまりがあり、あまりはっきりと発音せずもごもごしたような話し方をしています。スペイン語初心者の私にはかなりきつく悲しくなりました。

そのあと、一緒にお昼ご飯を食べすぐに解散し、疲れているだろうから月曜日から仕事を始めようとのことでした。

任地で初めてのご飯。野菜がない、、ラパスのほうが野菜がありました。
肥満の原因かなとも思いました

街の雰囲気もかなりラパスと異なり、私はラパスが好きだったので恋しくなりました。暑いのも苦手です。

何より、いろいろな違いからほかの国に来たと感じるまで異なっています。肥満の多さもかなり違います。ラパスにいたときは思ったより肥満いないと思っていてあまり生活習慣病の活動も意味ないのかと思っていましたが、私の任地は半分以上が肥満だという印象でした。

 

2年間住む家に到着

私は珍しくホームステイでした。ホストマザーは笑顔がとても素敵な自宅に診察室を構える歯医者さんでした。お家もかわいらしく、植物もたくさん置いてあります。

ラパスには標高のせいか、虫が少なかったのですが、任地は虫も蚊もたくさんいます、、キッチンやご飯を食べるところにいるのが特に気になります。これは覚悟をしようと思いました。

犬と猫がいて、狂犬病に気を付けなければいけないのでちょっと怖かったですが、特に犬はお年寄りで落ち着いていて優しいので安心しました。

まだ雨季だったので大雨が降ることが度々あり、家の前は洪水のような状態になりびっくりしました。

洪水状態の家の前

肝心の配属先は

私の配属先は市役所の保健局です。初めに判明したことは、私の要請を出した方が保健局ではもう働いておらず市議会議員になっているということでした。

一応カウンターパートを紹介してもらい、どのように仕事を進めていくのか聞きたかったのですが、ほぼ指示がなく、、これは放置かなと初日に思いました。忙しそうな人なので、あまり聞くことも難しくオフィスが同じ部屋でもないので気軽に話しかけられる感じでもありません。

2日くらいはそんな感じで過ごし、市長への表敬訪問もありました。

その後、保健センターで開催している糖尿病クラブで栄養教育プログラムをしてほしいという話がカウンターパートから出て、いきなりパワーポイントを数テーマ用意することになりました。任地のことや糖尿病クラブのこと何も知らずに準備を始めるのはおかしいと思いつつ、とりあえず糖尿病患者に伝えたらいいことを考え始めました。1か月ラパスではありますが、ボリビアを見てきたので何となくイメージをして作成し始めることにしました。

 

保健センターに連れて行ってほしいのに

糖尿クラブが保健センターで開催されているのもあり、まずは保健センターを知る必要があるので、カウンターパートに連れて行ってほしいとお願いしました。

ちなみに私の配属先は保健センターの管轄事務所のため、患者さんが来る現場ではありません。カウンターパートは医者で保険局長の補佐や調整業務などをしていて、ほかに栄養士の職種がいるわけでもないです。

市内には9つの保健センターがあることを知ったのですが、結局2か月目(配属先に来て1か月目)は2つだけ連れて行ってもらえました。

連れて行ってもらえた保健センターの待合室

赴任前の想像と異なる

私は栄養士か看護師など栄養のことをするカウンターパートと一緒に仕事を作り上げることを想像して協力隊に応募していました。

本当に配属先によると思うのですが、私の場合要請を出した方が配属先で勤務をしていないことや、配属先が現場ではなく事務所であることから、想像していた国際協力が難しいことに気づきました。

焦らないという言葉は協力隊で大事だと言われてきて、その言葉を糧に時が経てばまた状況は変わるかもしれないと思って過ごそうとしました。諦めるのではなく、何ができるか見つけ考えながら毎日を過ごしていました。協力隊で悩むのは当たり前のことのようです。

 

毎日新しいことがたくさん

ボランティア調整員さんにはまだ1か月だから大丈夫だよと言われつつ、先の見えない不安はありますが一方で新しい場所での生活は毎日が発見であふれています。

特に職場で出る食べ物の量に驚きました。日本ではめったに職場で食べないと思います。ここは出勤してから「朝ごはんどうする?」という会話で始まったり(出勤してから職場で朝ごはんを食べるのはふつうみたいで調理から始まっていることもあります)、「お腹すいた」と言って時間に関係なく食べるのが当たり前だったり。いつでもお腹すいたら食べられる文化はいいなと思いました。

 

勇気を出して参加したお菓子教室で思わぬ収穫が

活動がなかなか先に進まなそう+職場の人はあんまり交流する感じではないことから、現地の人となるべく交流しようと思って市政府のFacebookで見つけたイースターエッグのチョコ作りに参加しました。参加前はとても緊張してやっぱりやめればよかったとか、誰も話してくれなかったらどうしようとかマイナスに考えていました。

しかし参加して正解でした!気を紛らわすことができたのと、なんとお友達ができました!(この記事を書いているのはこの時から半年以上たっているのですが、いまだに定期的に会ってとても優しくしてくれたり助けようとしてくれるお友達です)栄養士とかではないですが、年齢も近く話していて楽しいです。私が気になっていた場所に車で連れて行ってくれたりもしました。

この時作ったイースターチョコ(日本では作らなそうなお菓子ですね)

 

2か月目まとめ

いよいよ1年11か月過ごすことになる任地へ赴任。ラパスと異なる国と思うほど、気候も自然も、人も食事もスペイン語も違いました。

配属先は想像と異なり、イメージしていた国際協力ができなさそうだと落ち込みました。カウンターパートは忙しく保健センターに連れて行ってもらえる気配もなく悩みました。でもネガティブになりすぎず毎日の新しい発見を楽しむようにして、頑張ってお菓子作りに参加したら素敵なお友達もできました。

 

次は3か月目ですね!

【青年海外協力隊】1か月目 語学訓練とホームステイ

こんにちは。青年海外協力隊ボリビアで活動するNaraです。

これまで何となく余裕がなくあまりできていなかった、1か月ごとの振り返りを始めたいと思います。

 

いよいよボリビアに到着

空港からホテルまでの道のり 
空港はラパスよりさらに標高が高いので、200mほど降りる感じになります

大学生の時から、協力隊に栄養士で行くと決めて就職先を決めてきたのもあり、いよいよその夢がかなったという気持ちでとてもわくわくしていました。

そもそも海外旅行が好きなのでそれだけでわくわくしていて、さらにここに2年間住むのだというわくわくもありました。

ただラパスという標高3500mほどの都市に到着したため、まずは体調管理の大切さの話をされ、オリエンテーションを受けながらホテルでゆっくりとする生活を1週間ほど送りました。この期間にだいぶ身体がこの標高に慣れていきました。

 

nara0307.hatenablog.com

 

幸い、私の隊次は誰も高山病による病院搬送ほどの大事には至りませんでした。消化不良や睡眠障害は少なからずあったようです。

初めてコカの葉を使ったティーも飲みました。(日本では違法です)高山病に効くそうで、確かに頭が痛い時に飲むと緩和されるのでよく飲んでいました。

 

コカの葉ティー

 

この1週間でラパスの日本人移住資料館にも行きました。ボリビアは移住の歴史があります

 

 

語学訓練スタート

ホテル生活1週間ほど終えて、語学訓練およびホームステイが始まりました。

初日は簡単なテストを受けクラス分けがありました。私は2人クラス、B1のレベルのテキストを進めることになりました。朝8時半から4時ほどのスケジュールで宿題もあるので、わりと忙しい日々でした。たまたま韓国人のボランティアグループも語学訓練をしており、一緒にボリビアダンスクラスに参加もさせてもらったり、カーニバルの時期にかぶったため語学学校のカーニバルパーティーもありました。

平日+土曜日の授業で、土曜日はラパスを先生に案内してもらう遠足のような授業でした。ラパスは観光でも世界的に有名なので、観光客も日本人や欧米人たくさん見ました。

 

有名な魔女通り

語学訓練は最後にテスト、各々の職種に関してのプレゼンテーションをして終了となります。

 

ホームステイ

ホテル生活後はホームステイをし、そこから語学学校に通っていました。私は女性3人家族のおうちにステイさせてもらっていました。

会話が好きなホストマザーだったのでいろいろな話をしてスペイン語の上達にも貢献してくれました。寿司を一緒に作ったり、ボリビア料理に連れて行ってくれたり振舞ってくれたりしました。

一緒に作ったお寿司

1か月目まとめ

ボリビアに赴任して初めての1か月は、いよいよ始まったというわくわくした希望にあふれた気持ち、栄養士というのもあり生活スタイルや食事を学びながら、ボリビアにたくさん触れた1か月でした。

スペイン語も日本出国前にかなり勉強していたので、ボリビア人といろいろ話せるのが嬉しかったです。そしてこの1か月で話すことにさらに慣れ文化とともにスペイン語を学んだりと、とても充実した1か月でした。

 

次は2か月目もお楽しみください!

【幸せって何?】自分軸で考える、SNSとの付き合い方、アラサー突入独身女性の考え

こんにちは。現在ボリビアに住んでいるNaraです。

最近、アラサーに突入したからか将来のこと、今後の生活を考えることが多く、、

考えても答えがすぐ見つかるものでもなく、答えを見つけるものでもないとは思っているのですが、やはりどうしようという気持ちがあって悩んでいます。

(今回はだらだらと考えを記したので結論も特になく文の構成がとてもおかしいと思いますのですみません💦)

ボリビアで見つけた、持ち主もわからない白馬

 

同世代には結婚している人もいるし、子どもを産んでいる人もいる、独身の人もいる。仕事や勉学に励み、結婚はあまり考えていない人もいる。

様々な形があります。

そんな中で、なんとなく日本では、

「周りが結婚しているから私もしなきゃ」とか、「私は周りから遅れをとっていてどうしよう」とかよく聞く話です。SNSを見れば友達がどんどん結婚しているとか、、

人のことを気にするのは日本人に多いみたいです。

 

私の中で、海外の人と接して気づいたある一つの結論は

自分が幸せを感じるなら何でもいい

ということです。

 

ボリビアでは今まで住んでみて感じたのは、あんまり先の不安を話している人とか、仕事の話をすごくする人とか、あんまり気がすることです。対照的に日本は、日本のニュースを見ていると経済的な不安で子どもが産めないとか、仕事の給料が低い不安とかたくさんの不安がある気がします。

先のことを気にするのは悪いことではないとは思いつつ、ボリビア人を見ているとあんまり先のことを気にせずいい意味で気楽に生きられているように見えます。家庭内問題は多くそれで悩んでいる人もたくさんいますが、基本は笑いが多く楽しもうとしている人が多い印象です。(例えば仕事がないというのも一つの問題で、道で食べ物を必死に売っている人もたくさんいます。私の話は個人的な一意見であり、すべてのボリビアの状態を網羅できてはいないのでご了承ください)

ボリビアに話がずれてしまったので話を戻します。

 

例えばSNS,今は特に若い世代は見るのが普通です。自分の自慢したいことを載せていたり、自分の生活の明るいきらきらした部分だけ載せることが多いと思います。

そんなSNSが常に生活に根付いている時代で、お金持ちやセレブリティの生活が簡単にのぞけて、自分と比べてしまって「いいな」という気持ちが芽生える。でもそんなスーパーセレブリティや経営者のSNSを見ても、ほんとにそう自分がなりたいのか、それはよく考えるとまた違うと思います。逆に、そういった生活でないと幸せを感じられないと思ってしまったり、自分の生活は平凡でつまらないと自己嫌悪感に陥ったり、そんなことが起きてしまっている気がします。

だから自分がうらやましく思われることをSNSにあげる。それをみんなやっている。

 

そんな世の中だからこそ、本当の「あなた」の幸せに気づきにくい社会になってしまっているのだと思いました。

 

日本に限って言えば、みんな仕事中心に生きすぎてしまっているのではないかと思います。おそらくボリビアだけではなく他の国でもあると思いますが、仕事中携帯をいじったりおしゃべりするのは普通です。日本は仕事はきついものとか、ある程度自分は殻にこもっていなければならなかったり、建前があったり、気を遣ったり、仕事できる人になろうと頑張ったり、色んな事が窮屈な感じもします。特に今はボリビアと比べてしまっているからかもしれません。

ニートとか定職についていない人は落ちこぼれみたいなレッテルを貼られてしまいます。私もニートを見たらそういうレッテルを貼っていました。確かにそれで両親などにかなり経済的に迷惑をかけていたり、悩みの種になってしまっていたら、両親ときちんと話して解決するべきですが、そうではない場合自由に自分の好きなように生きればいいと思います。それがその人の幸せなら、それでいいのです。と考えられるようにやっとなってきました。多分落ちこぼれというレッテルを貼ってしまうのは、本当はうらやましい妬みなのかなとも思います。私もそうなりたいけど、世間体的にできない、みたいな感じです。

 

自分の幸せに重きをおくためには、自分の幸せは人の幸せと違うことを認識しないとだめです。なぜならSNSを見て比較をして自己肯定感が下がるからです。他の人が幸せそうに見えても自分とは違うからそれでいいのです。

 

その人が仕事したくないなら、フルタイムでしなくてもいい(迷惑をかけるのはだめだけれど)→あなたも仕事したくないならしなければいい

その人が美味しいものを食べたいなら食べればいい→あなたもあなた自身が食べたいものを食べればいい

その人がどこか行きたい場所があるなら行けばいい→あなたも自分が好きなところに行けばいい

その人が納得している仕事なら、すごくなくて全然いいし、キャリアアップもしなくていい→仕事をする理由は人それぞれ、お金のため、生きがいになっている人、人生をかけて仕事している人、みんな違ってみんないい

疲れて休みたいなら、頑張る必要はない→人生は疲れるためにあるのではない

 

結局何が言いたいのか分かりませんが、私は最近こんなことを頭で巡らせています。

将来の不安はあるけれど、何が幸せか自分軸で考えて、時には挑戦も必要だとは思いますが、あまり先のことを深く考えずに生きる練習中です。

 

とにかく現代は人のきらきらした生活が見えてしまうからこそ、

自分軸で考えること

これが1番大切な気がします。これが言いたいことでした(笑)

 

少しでも人のことが気にならなくなったら嬉しいです!

 

 

 

 

【青年海外協力隊】ボリビア、栄養士の日常

こんにちは。

青年海外協力隊ボリビアで栄養士として活動しているNaraです。

 

協力隊は国によっても、職種によっても様々な背景の違いから生活スケジュールはかなり変わってくると思いますが、一つの例として私の生活を紹介したいと思います。

 

6:30 起床

6時半に起きて、顔を洗ったり洋服を着替えたりします。

 

7:00 朝ごはん

7時から7時半くらいに朝ごはんを食べています。

私はホームステイで、ありがたいことに朝ごはんを用意してもらっています。

いつもフルーツと、パンや卵などを食べています、ボリビアは圧倒的に日本よりフルーツが安く種類も豊富です。

 

7:45 家を出る

日本では毎日電車に乗って往復3時間以上の通勤が当たり前だったのですが、今は徒歩15分で職場につくことができます。

保健センターに訪問するときも、タクシーで5から10分くらいで料金は300円ほどです。

職場の前の道

8:00 勤務開始

職場は栄養士としては現場ではないので、パソコン作業です。栄養教育をするためのパワーポイントを作ったり、患者さんデータを確認したりしています。

保健センターに行く日は、だいたい午前8時半くらいから糖尿病患者の集会が始まるのでそれに合わせて行き、パワーポイントを使って栄養教育をしています。だいたい10時から11時に職場に帰ってきます。

 

12:00 昼ごはん

以前は12時から14時までお昼ご飯の時間で家に帰っていたのですが、突然昼休みがなくなり、12時ごろからお昼ご飯を職場で食べるというスケジュールに変わりました。

これもまたホストマザーがお弁当を作っているので持って行って食べています。

同僚の親せきでお昼ご飯を作って売っている人がいるので、その人から買っている人も多いです。1食250円くらいです。私も食べたことがあります。

同僚から買った食事の例 ピカンテデポジョ(鶏肉の辛味ソースみたいな名前ですが辛さはほとんどないです)

 

16:00 勤務終了

お昼を食べる時間も入れて8時間勤務なので16時に帰れます。

以前2時間のお昼休憩があったときは、18時までお仕事でした。さらに冬時間になったときは全体的に1時間遅められていたので、9時から19時という勤務スケジュールの時もありました。私の任地は年間暑い地域のため、少しでも寒いと、例えば20度未満、みんな寒い寒いと言って朝起きるのが難しいという理由で1時間遅くなるスケジュールになっているそうです。

 

16:20 帰宅

直帰すればすぐに家につきます。

たまにスーパーや市場に帰りに寄ることもあります。

家に帰ったら、YouTubeを見てエクササイズをしたり、料理して夜ご飯を食べたり、スペイン語の勉強をしたりしています。

オンラインのスペイン語の授業を取っているので夜それが入るときもあります。

以前はボリビア人の友達と外に走りに行ったり、ジムにいったりしていたのですが、最近は疲れてしまい一人でできる運動をするようになりました。

 

23:30 就寝

23時くらいに寝たいと思いつつ、意外といろいろしていると遅くなってしまいます。

ここはとても暑い地域なので夜寝るのが少し居心地悪いです。でもなれたらいいなと思っています。

 

これがボリビアでの私のスケジュールです。

ホームステイの隊員はボリビアではかなりレアケースです。朝も昼も食事を用意してもらえているのでラッキーだと思っています。

ではまた!