Nara's diary

Always find beautiful things in my life

【青年海外協力隊】駒ヶ根訓練所の記録~多様な価値観に触れて~

こんにちは。

青年海外協力隊に合格しボリビアに派遣予定のNaraです。

今回は、派遣前訓練のことを記録として書いておこうと思います。

駒ヶ根訓練所の生活について記した記事もありますのでよかったらお読みください☺

 

nara0307.hatenablog.com

 

訓練所で得たものを1つずつ紹介したいと思います。

 

多様な世代・人との交流を通して学んだこと

訓練所は、想像していたよりも多様な世代が集う環境でした。普段の生活では出会わないような世代の方々と毎日を共にするのはとても新鮮な気持ちでした。

 

例えば私のスペイン語クラスは5人で、20代2名、40代1名、50代1名、60代1名というように多世代のクラスでした。

クラスは、入所直後の語学テストで振り分けられるので語学のレベルが同じくらいの人と同じクラスになります。20代、30代しかいないクラスもあれば、40代以上しかいないクラスもあります。私のクラスは、訓練所内でも年代差が大きいほうでした。初めのクラスの顔合わせでは、年代をこのクラスでうまくやっていけなさそう、、と不安に思いました。この2か月、毎日5時間ほど過ごすクラスが楽しくないのではないかと疑っていました。

しかし、2か月後には他のクラスの人から1番仲良いクラスなのでは?と言われるほど、打ち解け笑いの絶えないクラスとなりました。私のクラスは、会話の練習が授業の半分を占め、自分のことを作文して読み合うことが多かったので、意図せずスペイン語でクラスメイトのことを深く知る2か月になりました。

 

人を見かけで判断するのではなく、深く知ってみることで予想もしなかった繋がりや結びつきができるのだと学びました。

私は今までどちらかというと、「見た目にその人の特性が現れる」と考えていたほうでした。例えば悪い人は顔にも出るし、優しい人は顔つきも優しいなどです。もちろん、それらも当たってはいると今でも思います。

しかしそれだけの理由で人を避けたり深く知ろうとしないのは、とてももったいないと思いました。今回のクラスメイトは2か月の最後の最後で、特に上の世代の人生について聞くことができ、さらに尊敬の念を抱きました。人の人生で何があったかは、話さないと分かりません。その経験がオーラとしていくらかは現れているかもしれないですが、見た目からは想像できない経験を持っている人はたくさんいると思います。

これからも様々な人との出会いがあるので、話を聞いてみることを大切にしていきたいです。

 

長野県駒ケ根市の自然

私は駒ヶ根の自然にとても感動しました。今まで生活していたところは大きな山がある環境ではなかったので、アルプスの山々や田んぼ、自然だらけの環境をとても好きになりました。

訓練所から歩いて10分くらいのところ

奥にそび立つ山々に偉大さを感じます

 

多様な価値観に触れる

訓練所にいると協力隊に参加した理由を聞く場面が多くありました。それぞれ何かしらの理由があって参加しています。

個人的な感覚では、なんとなく生きている人の割合が他の国に比べると日本人は多い気がします。島国で多様な世界の価値観に触れる機会があまりないというのも理由の一つではないか思います。

私は人に興味がありどんなことを考えているのかを知るのが好きです。訓練所で他の訓練生がが何を考えているのかを聞くのが楽しかったです。訓練所で過ごした時間の中で、人と話した時間は私の中でとても多く貴重な時間でした。

職種も、生きてきた場所も、異なる人々が一か所に集い自由に話せる環境はこの先一生ない気がします。ここで得た出会いはずっと大切にしていきたいです。

 

おわりに

2か月しかない短い期間、初対面から最後は別れを惜しんで泣いてしまうほどの繋がりを得られた訓練所でした。この貴重な経験を胸にこれからそれぞればらばらに世界に飛び立ちます。

この環境で過ごせたことに感謝して、必ず2年間の活動は現地の人、両国政府に意味のあるものになるよう準備していきたいです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

¡Gracias!

【ベルギー】2023旅行記 イーペル 世界大戦の歴史が残る街 家族に日本食を振る舞いました

こんにちは。海外旅行が好きなNaraです。

ベルギー旅行の記事を書き続けて7つ目です。

 

nara0307.hatenablog.com

 

いよいよ最終日、イーペルに行きました。

ベルギーの友人から、イーペルは戦争の歴史があると、ベルギーに来る前から何回も言われていて歴史を重んじているのだなと思いました。

実際に今まで行ったベルギーの他の市に比べ、少し悲しさを感じるような色使いをした建物の町でした。

 

 

11時半 イーペル中心地へ

大きな教会があり散策しました。色の感じが他の町より、灰色のみで寂しさを感じました。

教会

12時 寿司レストランへ

友人の家族が連れて行ってくれるということで、寿司レストランへ行きました。定員さんは中国人のようでした。

日本の寿司屋にはないようなメニューがたくさんありました。揚げ物が多かったです。ワインを選んでいいよと言ってもらえたのでピノノワールを開けました。赤ワインと寿司は初めての体験でした(笑) これもヨーロッパぽい経験です。日本の寿司屋のように寿司しかないわけではないので赤ワインも違和感なく飲めました。

日本の寿司屋にはないようなメニューが

 

14時 戦争の歴史を感じる場所へ

寿司レストランの後は彼女と家族が案内してくれて、戦争の歴史ある建造物に歩いて連れて行ってくれました。この門を通って当時戦争に兵士が向かっていたそうです。イーペルの人はこの歴史を大切にしているように感じました。週1にここで音楽の演奏があるそうです。

Menin Gate

このGateの壁一面には兵士の名前が刻まれています。私も当時のことを感じ悲しい思いがしました。

 

14時半 ビールバーへ

ベルギーといえばビールということで、飲んだほうがいいビールがあるよと言ってもらって一緒にバーへ行きました。

これは有名なビールと教えてもらいました。黒ビールなのでとても深みがありました。アルコール度数も普通のビールに比べると高めです。

有名と教えてもらった黒ビール

16時半 ここでベルギーワッフルを!

友人がおすすめのベルギーワッフル屋さんがあったので、ぜひ!ということで食べに行きました。ビールが多くてお腹いっぱいだったのであまり味の印象を覚えていないのが残念です、、

外観がヨーロッパなのでやはりおしゃれです。でもワッフルのオブジェがかわいいですね。

おすすめされたベルギーワッフルショップ

ベルギーワッフルはいろんな味ありましたが、シンプルなのを選びました

19時 家族に日本のそうめんを振る舞う

本日の夜は、家族とパーティでした。私は日本からだしを持って行っていたので、現地のスーパーでそうめんのような麺、長ネギに似ている野菜ときのこを買って調理しました。

振る舞った日本食風のヌードル

 

みんな美味しいと言ってくれましたが、途中からチーズを入れて食べていてチーズ合う!みたいな感じで食べていました(笑)

日本食は繊細な味なので基本海外の人には味がうすいと思います、、チーズはちょっと悲しかったけどしょうがないですね。

 

最後に、ベルギーの感想

4日間で5都市を回る旅で、詰め込んでベルギーを満喫できました。

これまでヨーロッパは、イギリスとノルウェーのみ行ったことあり、ヨーロッパはだいたい一緒かなと思っていましたが、それぞれ国の特徴があると3か国目のベルギーで分かりました。

ベルギーは洗練された雰囲気があります。イギリスとノルウェーでは感じられなかった雰囲気です。歴史や伝統あふれる建物の街で人々が生きているようなイメージです。ベルギーにいるだけで自分も洗練されるような感覚を味わいました。

 

【ベルギー】旅行記2023 世界遺産 古都ブリュージュで、ビール博物館へ

こんにちは。海外旅行が好きなNaraです。

引き続き、2023年始に行ったベルギーについて書きます。

 

nara0307.hatenablog.com

 

今回は、写真を見て私が行くのを一番楽しみにしていたブリュージュです。

ユネスコ世界遺産に登録され、「天井のない美術館」と言われているそうです。

 

 

11時 起床

相変わらず遅いです。(こっちに来てから時差ボケと他にもいろいろあって夜型になっています)

今日は、ベルギー人の友人宅に泊まりました。彼女は朝ご飯を食べないタイプなので、これといったご飯は食べませんでしたが、チコリのコーヒーみたいな飲み物にトライしてみました。ミルクフォームを作れる機械があったので、カフェオレみたいにして飲みました。

インスタントコーヒーのようなチコリの粉末

言われてみればチコリの苦みだなという味で、その苦みがコーヒーと似ています。見た目もインスタントコーヒーそのものです。

彼女曰く、カフェインが入っていないので、寝る前にコーヒーを飲みたいときにコーヒー代わりになるとのことでした。チコリは体に良さそうだし、この後日本に帰る前に購入しました☺

このあとは、彼女の家のガーデンを見せてもらったり、お母さんがやっている彫刻の作品や、彼女がコレクションしている種など色々見せてくれました。日本にいる彼女からは想像できなかった私生活の一面が見れました。

ちなみに、私がチコリコーヒーを飲んでいるときは彼女は、自分でスパイスを組み合わせてオーツミルクか何かでチャイティーを煮だしていました。チャイティーを自分でブレンドしている人を初めて見ました(笑)

 

13時半 ブリュージュに向けて出発

チコリコーヒーを飲んだ後は、いよいよブリュージュに出発しました。今日は、前住んでいた彼女の家に泊まると言われたので、荷物もまたパッキングしました。

 

15時半 ブリュージュ到着 ベルギースタイルの朝食を

もはや朝食の時間ではないですが、朝ご飯をしっかり食べていないのでカフェに行きました。彼女がベルギースタイルの朝食を食べてみたらと提案があったので、ぜひということで試しました。

朝食セット1 グラノーラやパン

朝食セット2 卵料理系

これら2枚の写真合わせてセットになっていました。3000円くらいだったと思います。

シェアして食べましたが、朝ご飯にしてはちょっと高いですね(笑)


ブリュージュの街並みはというとこんな感じ。

ブリュージュの街並み

広場があるところでは、1月4日にもかかわらずクリスマスマーケットが開催されていました。

 

16時半 ビール博物館へ

ベルギーはビールが有名ということで、友人におすすめされて一緒にビール博物館へ行きました。私はあまりビールは得意ではないのですが、楽しめました!

言語を選べるヘッドフォンの音声ガイドを渡してもらって、その場その場の説明を聞いて回っていくスタイルでした。

色々な仕掛けがあっておもしろかったです!

ベルギーのビールの種類はとても多いです!

 

全てを回り終わるとバーがあって、様々なビールを試飲することができます。

最初博物館のチケットを購入する際に、試飲付きかそうでないかを選びます。3種類選ぶことができます。

何ビールか忘れてしまいました(笑) 試飲という割にはこの写真のようにわりと量があります!

試飲で締め

19時 ブリュージュをあとに

博物館を出たらあたりはもう真っ暗でした。夜のブリュージュはイルミネーションがあってとてもきれいでした。少し散歩して、本日泊まるところへ向かいました。

夜の古都ブリュージュ 1月でもクリスマスモードです

毎日異なる市に行けてとても充実した旅行です!

【青年海外協力隊】駒ヶ根訓練所の毎日の生活は?

こんにちは。

青年海外協力隊に栄養士で合格しているNaraです。

私のボリビアへの渡航日は、2024年1月だそうです!

 

青年海外協力隊は、派遣前に訓練があります。

同じ時期に渡航を迎える協力隊(厳密には候補生)が集まって、主に語学の習得を行います。訓練所は長野県駒ケ根市と、福島県二本松市の2か所あり、私は駒ヶ根訓練所での訓練となりました。

 

今回は、駒ヶ根訓練所の生活がどのようなものかを書いていきたいと思います。

ちなみに、派遣国の語学をすでに習得している場合は訓練は免除されます。例えば、派遣国で英語を使い、TOEICのスコアをある程度持っている場合などです。私はスペイン語のスコアを何も持っていないので、訓練に参加できました。

 

駒ヶ根訓練所

 

 

訓練期間や訓練時期は?

まず訓練期間は、60日です。

コロナ前は70日間だったそうですが、現在は60日となっています。10日間減らした訓練となっているため、特に語学学習は進みが早くなっているようです。

 

訓練時期は人にもよるのですが、だいたい派遣の1~2か月前です。

ちなみに私は1か月半前でした。渡航日は訓練期間に教えてもらったため、訓練が始まる際は自分がいつ渡航するのか分かりませんでした。

 

一日の流れ

平日は祝日関係なく課業(語学授業や必修講座)があります。土日も何かしらあることが多いです。例えば選択講座や地域のボランティア活動などです。

ちなみに、駒ヶ根訓練所は、スペイン語、英語、フランス語、ロシア語、ウズベク語、ネパール語シンハラ語などの派遣国の候補生が集まります。

ここでは平日の流れを紹介します。

***

7:20~8:00  朝食

8:15~      朝の会(朝礼、国旗掲揚、連絡など)

8:45~      語学授業

11:40~13:00   昼食、昼休み

13:00~15:10   語学授業

15:10~   語学自習や必修講座

18:00~19:00  夕食

19:00~   自由時間、自主講座、オリエンテーションなど

23:00              消灯

***

かなりあっという間に1日が終わる印象でした。語学に限らず、課題が常に課せられている生活です。

私は通勤通学に数時間費やしていた人です。訓練所では通勤がないのにも関わらず、忙しい充実した毎日を過ごしていました。

昼休みや17:00以降はある程度自由な時間で、語学自習や運動をしたり、候補生の自主講座や企画に参加したりという毎日です。宿題は結構出ますので、15:10以降は宿題に費やしてほぼ時間が終わることもあります。個人的には本が好きなので訓練所の図書館で本を借りて読んだり、あとはトレーニング室で筋トレをしたりしていました。他の候補生と話すこともあります。

 

訓練所の雰囲気

到着してまずスタッフの明るさに驚きました。これから新しい生活が始まると緊張していましたが、笑顔を沢山向けてくださいました。階段をかなり上らなければならず、重いスーツケースを運ぶのを手伝ってもいただきました。

 

その後全体の緊張が解けたのは、だいたい1か月を過ぎた頃かと思います。訓練が2か月しかないのに、もったいない気もしました。慣れない場所での生活をするという意味では、任国に派遣されたときの練習になると思いました。

 

他候補生の雰囲気はというと、とても良いです。今同じ場所に集まっているのに、この2か月後には全員が世界に散らばっているというのは、ここでしか味わえない感覚だと思います。年代は20~60代が同じ割合ずついるようななかなかない構成です。毎日の生活はほぼ語学で、お互いに高め合い助け合ってこの2か月をともに生活します。

各々の得意分野を生かして企画をし学び合ったり、ボランティア活動ではお互いに協力しながら地域のイベントに参加したりしています。

 

おわりに

駒ヶ根訓練所は初めは緊張しますが、だんだんとお互い打ち解けて最後は2か月は短すぎてとても寂しくなりました。お互いに任国への派遣に向けて、高め合い協力し助け合う雰囲気はここならではの雰囲気だと思います。

協力隊に合格した方はぜひ訓練所の生活も楽しみにしていただけたらと思います。

選考中の方は、合格しますように!!